二月三日の節分祭には、豆をまき「鬼は外、福は内」と声を出します。その時鬼は外へ追いやられます。よく考えてみるとこの鬼は、私たちの内にある悪い心の事だと思うのです。私たちが福を呼び込むのは、私たちの心の中に良い心が育ちます様にと『節分』と云う節の分かれ目に仏さまと約束をする事だと思うのです。でもいくら仏さまと約束しても時に心は汚れてしまうものです。その汚れを何年も何年もそのままにしてしておくと頑固な汚れになってしまいます。星祭りのご祈祷の意味は「悪いものを除き清浄にする」と云う事です。仏さまから預かった大切な命を一年に一度、心の洗濯をしてきれいにする事も節分祭・星祭りの大切な役割だと思うのです。知らず知らずに汚れてしまうそんな人の心に、すぐに気付ける人になれる様『節分』と云う節の分かれ目を大切にして日々を生活して行きたいですね。         弘尚  合掌