【平成二十八年十二月発行の慈愛より】

通夜・葬儀が終わり小豆島へ帰られる時私に「いろいろ大変な事もあるけれど弟をたのむぞ」と言って下さいました。これからは妻と二人で父を見なければと思い込んで居りましたので「たのんだぞ」と言って下さった時は何だか少しホッとして心が軽くなったようで涙が出て来ました。とても嬉しくて有難かった事を覚えて居ります。そんな何気ない一言が人の心を温かくするのだと思いました。次の日は小豆島から四国にわたり私たちにとっては三度目となる四国八十八ケ所のお参りを始めました。水子等や母の供養になればと思いゆっくりと二人でお参りをしたいと思って居ります。  弘尚 合掌 (おわり)