【平成六年十二月発行の慈愛より】
そして六十一キロ地点に『レストステーション』と云って着替えやシューズの履き替えやおにぎり等も沢山あります。ここでお昼の腹ごしらへをして中休みを取るのであります。私もおにぎり梅干し等で腹ごしらへをして、足をもんだり体をねじったり、お茶を飲み体調を整えました。第二関門は六十二キロ地点であります。ここも五十分の貯金で通過しました。しばらくしてから段々ペースが落ち始めて来ました。これでは駄目だと思いながら一生懸命走ります。百キロの道中至る所で地域の人々が声をかけ声援してくれます。その声に励まされて一生懸命足を動かします。そしてようやく第三関門七十一キロ地点、時計を見ると『貯金三十分』・・・『おくれた』・・・ 弘長 合掌 (つづく)