【平成二十一年十二月発行の慈愛より】

軽い落ち葉ですから風が吹けばコロコロ転がって行くのは当然のことです。『 炊くほどは 風が持ち来る 落ち葉かな 』ふと、この様な句を思い出してニコニコして歩いていると分身堂に着きました。昔は今の様に電気やガスを使ってご飯を炊くことはありませんでした。田舎もお寺で子供の時代を過ごした私は、裏の山で落ちた松葉をかき集めたり枯れ枝を拾い集めたりする事が日課みたいな物でした。そして、マキ割りは得意中の得意でした。

弘長 合掌 (つづく)