【平成二十一年十より二月発行の慈愛より】

皆さんも多少の違いはあるにしても、子供の時から家の手伝いをして大きくなられた事だろうと思います。あの頃は捨てる物など何も無かったと思います。小さな私の部屋も広々としていました。ほとんど何も置いて無かったからです。特に私は田舎で育ちましたので畑の手伝いもして居りました。全てが必要な物ばかりでした。お便所のウンチや小便も畑の良い肥やしになりました。そのお陰で色々な野菜達も大きく育ってくれるのです。その頃は貧しいのが当たり前でしたから『 分け合う 』と云う事を当然の様に身について居りました。

弘長 合掌 (つづく)