【平成二十一年十二月発行の慈愛より】

お菓子や果物は頭数に合せて切り分け、等分に分け合って頂きました。先日の三時の休憩の時のお話です。お菓子の箱を開けた家内が思わず 「 あれ なつかしい 」 と云って小さな金砂糖の袋を取り出しました。子供の頃おばあちゃんが紙の上に 「 ひとーつ ひとーつ 」そう言って並べて分けてくれたのだと、とても懐かしそうに話しました。その頃の子どの達は大人に云われた事は我先にと手伝いをした物です。私の家には一台の自転車がありました。

弘長 合掌 (つづく)