【平成二十九年十二月発行の慈愛より】

時に自分の名前も忘れてしまってと云われて居るのです。お釈迦様がお話しされてもその事をすぐに忘れてしまって、お釈迦様のお話を教えを覚えられずに居たそうです。ある時『シュリ・ハンドク』はお釈迦様にこの様な相談をされました。「私は物覚えが悪く、もうこのままお釈迦様のお側には居られません」と云われたのです。その時お釈迦様は『シュリ・ハンドク』の顔を見つめて話されました。「ハンドクよお前の一番好きな事は何だね」とお聞きになったのです。

弘尚  合掌  (つづく)