先日雪の中一人のお参りさんが来られました。ご祈祷お護摩の後で少しお話をしている中で三鈷の松の話をして下さいました。三鈷の松には慈悲・智慧・真心と云う意味合いがあると私は思うんですと話されていました。私はお話を聞きながらこう思ったのです。慈悲は人のやさしさであり、智慧はそのやさしさに気付く事であり、真心はその人の身になってその人の事を思って接する事なのだと思いました。だから仏さまは父母を通して少しづつ私たちに人として大切な慈悲・智慧・真心と云う考え方を授けて下さっているのだと思いました。そして日々を大切にして生活して下さいと云う仏さまの願いが込められて居るのだと思いました。何時も何時もその事に気をつけて生活することは中々出来ませんが慈悲・智慧・真心この事を忘れず日々を大切に過ごして行きたいですね。

弘尚 合掌