【平成三十年七月発行の慈愛より】
「送足禅(そうそくぜん)」禅の修行の一つであります。若くとも年を重ねても一歩ずつ一歩ずつ大切に大切に進んで行こうと云う事で有ります。その中に出会いがあり、ふれあいがあり、助け合う心があるのであります。私の目標は、お母ちゃんの七年の法要の時にお経を唱える事で有ります。その頃私は九十才になって居りますが、それまでは「送足禅」一歩ずつ一歩ずつであります。年を重ねるとなかなか体が云う事を聞いてくれませんが、毎日を大切に過ごす事この事だけは私とお母ちゃんの約束だと思うております。
弘長 合掌 (おわり)