「この体、鬼と仏が合い住める」こんな言葉があります。私たちの心は鬼にもなれば仏にもなると云う事です。何時も仏の心が表に出ればとてもいいのですが、なかなかそうはいかない物です。でもよくよく考えてみると私たちの心の中に鬼の心があるからこそ、私たちは仏の心を大切にしようとするのかも知れませんね。仏さまの心に少しでも近づこうとするのかもしれませんね。思いやりの心やさしさの心そんな心を育てはぐくむ為には、もしかしたら鬼の心も仏の心も両方共必要なのかも知れません。人間と云うものは本当にやっかいなものですね。でも良い心も悪い心があってこそ人間なんだと思います。そんな、自分に素直な心を大切に日々過ごして行きたいですね。     弘尚 合掌