【平成二十九年七月発行の慈愛より】
皆様お変わりなくお元気でお過ごしですか、私たち寺内一同も元気に毎日のお勤めをさせて頂いて居ります。父も今年で数えの八十六才となりました。父の朝は寺坊の縁側を開ける所から始まります。古いお堂ですので縁側の雨戸は木で出来て居ります。晴れの日は雨戸も軽く開けやすい様ですが、雨が降ると雨戸も少し重たくなり少し力を入れて開けてくれている様です。しかし、毎日の日課一日の始まりだと云って「今日も朝が来たな」「有難い事や」とそう云って毎朝毎朝、自分に出来る事はぼちぼちとやってくれて居ります。
弘尚 合掌 (つづく)