【平成二十四年七月発行の慈愛より】

お線香は一筋の煙から風に揺らぎます。そして私たちの目には見えなくなってしまいます。でもその後辺りにはその馨しい香りが残ります。このお線香の様に私たちの心の中に『優しさや』『思いやり』そんな心が一人から二人、三人四人と沢山の人の心に広がって行く様に仏さまは願って居られると思います。毎朝お堂に灯っているローソクやお線香を見る度そんな事を思うのです。

弘尚  合掌  (つづく)