CIMG0785【平成六年十二月発行の慈愛より】

スタートして最初の五キロまではいわゆるダンゴ状態です。前も人後ろも人右も人左も人、肩をすり合せる様に前の人の足を踏まないようにゆっくりしたペースで走ります。五キロをすぎ十キロになっても同じであります。前も後ろも右も左もダンゴ状態のまま進んでゆきます。十キロあたりから山道となり、少し上がり坂となって道も細くなってまいります。次第に二列三列の状態になってゆきます。そして十五キロあたりから登り坂も次第に急になり始めます。二列の状態が次第に一列となってゆきます。とは申しましても、二人ちか三人で肩を並べて走っている人もあれば、ポツリポツリと二メートル三メートルの間隔になって走っている人もあります。私は中程より少し後ろの方の集団の中に居りました。  弘長  合掌  (つづく)