CIMG0658十一月の中頃を過ぎると自坊の畑で育てている大根も収穫の時期を向えます。大きな物やら小さな物、すらっとした物少しかっこの悪いもの、大根にも色々な顔があるようです。そんな大根を収穫して天日に干します。大根が乾いてきたら今度はその大根で漬物を漬ける準備をします。大根の漬け方は妻の郷、越畑のお父さんに習いました。最初は見ているだけでしたが、毎年少しづつ大根の重ね方、塩の分量、ヌカやトウガラシそして柿の皮の皮乾燥させたもの等を入れると良い事等を教えてもらいました。その越畑のお父さんも三年前に亡くなられましたが、教えてもらった大根の漬物はずっと残していきたい。色んな人に食べて頂きたい。と思い、毎年妻と二人で大根の漬物を漬けています。そしてお参り様の中で食事をして下さる団体さんにはこの大根の漬物も食べて頂きます。誰しもが心の中に父母に教えてもらった大切な事、お爺さんお婆さんに教えてもらった大切な事が何かあると思います。そんな事を思い出してみる事も供養の良い一つの方法になるのではないでしょうか。                                                  弘尚 合掌