皆様、いかがお過ごしですか。きっと元気一杯の日々を送っている事と存じます。お陰様で私たち寺内一同も元気に毎日を過ごして居ります。本当に有難い事であります。朝から夜まで元気にお勤めが出来る事は最大の喜びであります。【日々是好日】と云う通り毎日毎日がとても得難く有難いものである事も分かっているつもりです。そして、今日と云う大切な一日を立派に過ごすことの大切さを深く感じて居ります。と共に、得がたい一日であったと自分に言い聞かせながら毎日毎日を【精一杯】、【一生懸命】に生きて居ります。私たちは常に一生懸命とか精一杯とか云いますけれども、これは決して言葉だけのものではありません。本当に毎日毎日を【必死に生きる】事によって物事は前に前に進んでゆくものと私は思って居ります。少しでも前に前にと進む事が生きることに対する恩に報いる事だと思って居ります。私はこうして毎日を【有難く】、【お陰さま】にて生きて居ります。さて、「生きるとはどういう事でありましょうか?」言葉通りに解釈すると、「生命を保つ」と云う事になるのでしょう。つまり、私たちが生きている事を云うのであると思います。虫もいれば動物もあります。そして人間もその中に入って居ります。私たち人間はまことに有難い事に人として生まれました。その昔、お釈迦様が阿難尊者をつれて旅をしていました。ある時足元の砂をつまんでご自分の爪の上にのせて、「阿難よ、この爪の上の砂と浜辺の砂とどちらが多いか」と尋ねられたそうです。その時阿難尊者は、「それは比べる事も出来ません」と云ったという事であります。真にその通りであります。足元には無限の砂があり、爪の上にはほんの少しであります。浜辺の砂は無限であり、とても数える事など出来ません。「その数える事の出来ない砂とは一体何なのでしょうか」、「爪の上の砂は何をさしているのでしょうか」それは、【人生】と云うものでありましょう。「人生とは何か」それは人間かこの世で生きる事であります。「生きるとは何か」と云うと、これは筆にすることは出来ないものであろうと思います。私たちは生きている。「この事は何を意味しているのでしょうか」生きる事に対して私たちは、「ただ一生懸命に」と答える他ないと思います。さてそれでは、「何故に人は生きるのでしょう」それは、「命を頂いたからです」この命は自分のものであると共に地球そのものの生命であります。絶対に捨てる事が出来ないのが【生命】であります。それは有限であるからであります。必ず人は死を迎えます。その日まで人間は、この尊い生命をつないでいかなければならないのです。仏様の教えの中にこんな言葉があります。「人間の命は一本のローソクに火をつけた様なものである。燃えながら、照らしながら、刻々と刻々と減っていく。減っていく命を減らぬようにする事は誰にも出来ない。唯この灯りで、どこをどの様に照らしていくか。これだけが人間に与えられたたった一つの自由である」又、今年も年に一度のトーロー流しを千人堂の地下の菩提の泉で行います。どうぞ同封のチラシをご覧頂きましてよろしくお願い致します。皆様お身体気を付けて日々お過ごし下さい。 山主 弘長 合掌
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