OLYMPUS DIGITAL CAMERA【平成二十八年七月発行の慈愛より】

でも今もう一度この和讃を詠み返して私は今こんな風に思うのです。もしその船に私たちが乗って居たとしたら、船先に居られる観音さまや船後に居られる勢至菩薩さまは、もしかしたら私たちの父であり母であるんじゃないのかな。そして私たちを見守ってくれて居るんじゃないのかな。と思えるのです。人間生きているとなかなか人の話を素直に聞く事の出来ない時期もあります。悩んだりつまづいたり、苦しい思いをする時期もあります。でも苦しい思いをした事のある人はその分、苦しんでいる人の心が分かるのだと思います。つらい思いをした人は、その人のつらさが分かるのだと思うのです。迷ったり悩んだりする心の中から私たちは人を思いやる心を学ぶのだと思うのです。  弘尚  合掌  (つづく)