昨年は母が亡くなりしめ縄を飾る事が出来ませんでした。でも今年は地域のしめ縄教室に行って近くのお爺さん達にしめ縄の作り方を教わり、しめ縄作りをする事が出来ました。その中でこんな言葉を思い出しました。「禍福はあざなえる縄のごとし」幸せと不幸せは背中合わせだと云う事です。人間生きていれば良い事も悪い事もあると云う事です。しめ縄を作りながら本当にそうだなぁと思いました。そして仏さまが私たちに伝えたい事はどんな事なのかな、と思いました。もしかしたら仏さまは「良い事があったからと云ってむやみに喜びすぎない、慢心しない事が大切だよ」そして「悪い事があったからと云って悲しみすぎない、くよくよしない事が大切なんだよ」「何時も穏やかな心で過ごせる事は本当はとても幸せな事なんだよ」とそっと私たちに教えて下さって居るのだと思いました。お正月にしめ縄を玄関に飾る時そんな仏さまの願いに耳を傾ける事も大切な事なのだと思います。  弘尚  合掌