【平成十三年十二月発行の慈愛より】

そんな仏さまの心に少しでもちかづけたらなぁ。そんな事を思い一番の札所霊山寺の山門に立ちました。まず掛け軸・朱印帳を準備して私は衣に着替え袈裟を身に着けました。長男はおいずると云って白い行衣を羽織りました。そのおいずるの背中には南無大師遍照金剛と書いてあります。水子等のお父さんお母さんにも遍路に行く事をお話しし、祈願ごとなども沢山お預かりしました。そんな願い事なども収め札に少しづつ書入れ本堂・大師堂等に納めさせて頂く事にしました。掛け軸や朱印帳は妻が私と子供たちはお経を唱えお勤めをさせて頂くと云う風に遍路を続けていきました。  弘尚  合掌  (つづく)