CIMG0590それは、又、「明日がある」「明日がある」と思うからです。是は何故人は明日を願うのでしょうか?それは楽になりたいからです。何事も「明日に」「明日に」と後回しにしてしまえば楽になった様な気になるのです。その明日が来れば、又明日と云う事になってしまうのです。そして、「明日」「明日」と云っているうちに慣れっこになってしまうのです。そして、いつの間にかそれが当たり前になってしまうのです。当たり前になる、と云う事は何もしないと云う事に他なりません。何もしないと云う事は、人間にとってすべてを捨てる事であります。とても「もったいない」事なのです。自分では気が付かないのですが、いつの間にかその事が当然になってしまうのです。その事によって人は、日々を虚しく過ごしてしまうのです。人は今を精一杯生きているからこそ値打ちがあるのです。「今を精一杯生きる事」「その内に少しはゆとりを持つ事」その事はとても大切な事であります。毎日を虚しく過ごす事はまことに「もったいなく」「恐ろしい」事である事を私たちは忘れてはいけません。・・・  弘長 合掌 (つづく)